一日６００枚クレープを焼いたプロが教える。美しいクレープ

失敗させないクレープの焼き方

おはようございます！パティシエール今日のおやつです！

皆さんクレープは好きですか？

私は大好きです！特にミルクレープがっ！！

クレープにもいろいろあって、かりっと香ばしい香りのクレープ。

ミルクレープのように歯切れのよいクレープ。

もちっとかみ心地のよいクレープ。

丁度最近マツコの知らない世界でもクレープの世界がやっていましたね(^^♪

その方ははむはむ食べ、もちもち生地を紹介していました！

まさにお家で作るクレープはもちっと系！

フライパンで作るので生地が厚くなりやすく、クリームや入れるものも自分で好きなように選べます。

なんという幸せ♡

どうです？とっても美しい焼き色と丸い形ではないですか？

自分で焼いてみてもほれぼれですｗ

めっちゃ手前みそ発言ですが

毎回きれいに焼けるようになるととっても気持ちが良いですよ！！

 この気持ちよさをあなたにも味わってほしい！

簡単で楽しいおやつ作りを全力でお手伝い！

今日のおやつレシピ

　18㎝のフライパンで約10枚分

　卵　　　　　　　 2つ
　グラニュー糖　 　 20g
　薄力粉　　　　　 45g
　牛乳 90g
　サラダ油　　　　 15g

美味しいクレープ生地の作り方

１．卵をほぐして砂糖を混ぜる。
２．ふるった薄力粉をいれ、よく混ぜる。(グルテンを出す。)
３．牛乳とサラダ油を加える。(35度くらい)

生地を冷蔵庫で休ませる？

→休ませる場合 　
休ませることで生地がしっかるとつながり少しとろっとします。 　
すこししっとり感が増します。
→休ませない場合 　
生地が少ししゃばっとしているため伸ばしやすいです。
※このレシピは卵が多い生地になっています。
牛乳が多いレシピの場合はグルテンをあまり出さないようにして
生地を休ませることで安定させ生地の伸びをよくするタイプのものもあります。

キレイなまん丸クレープの焼き方のポイント

・焼きたい大きさに合わせてフライパンを選び、生地を入れる量を合わせる。
→フライパンのそこに合わせて同じ量の生地を入れれば簡単に丸くできます。

・油の塗り具合は生地の剥がれ具合を見て決める。
→生地がフライパンにくっついているところが焼き色になります。 　

焼き色が足りないときは剥がれすぎ(油が多い) 　
全体が茶色いとき(油が少ない) 　
テフロン加工によっても生地の剥がれ具合は違ってきますので、 　
焼き目を見て火加減や油を調節してください。

・フライパンの温度をよく確認する。
→生地をいれたときにしゅーっというくらい。

あとはフライパンをずらしたりしながら中火で焼きます。
周りに茶色く色がついて来たらひっくり返して5秒ほど焼きます。
手でさっとひっくり返すのがおすすめです。
焼けたら重ねてしっかりラップをして冷まします。

よくある失敗パターン

１．生地が少なかったときは？

足りなかった場合そのまま焼かず 　
できるだけ伸ばして落ち着いて生地を足してあげましょう。 　
ぎゅっと押さずにチョンとのばすだけならお玉の裏でつついても大丈夫です。 　
継ぎ足しても焼いてみると意外ときれいな焼き目になっています。

２．多く入れすぎたときは？

固まる前に急いで前面に伸ばし余った分をボウルに開けてしまいましょう。　 　
はみ出した部分はようじなどで切り取ってしまいます。 　
（私はそのまま食べてしまいますｗ） 　
あとは普通に焼けば丸くきれいな生地が焼きあがります。

 オススメのミルクレープのつくりかた！

todaysdessert.hateblo.jp

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一日６００枚ものクレープを焼いていた時のお話し

某有名ショコラティエで働いていた時の事になります。

私は焼き場のリーダーを務めておりました。

私以外の子たちは練習してもなかなかうまくならず、ロスがたくさん。

材料費が結構かかるため、練習させるわけにもいかず私が担当に。

ただ、有名店ですので焼く数が半端ないｗ

６００枚も焼くと４～５時間くらいはかかりましたｗ

生地を仕込む時間もあるのでほぼ一日ですねｗ

フライパン三枚をくるくると順番に使いながらの作業。

気が遠くなります。

上手に焼けるようになりましたし、失敗への対策コツが身についたのでよかったですがｗ

途中でなんでクレープ焼いてるんだっけ？

と考えた私は夢の世界に浸りながらクレープを焼き始めました。

聞くだけで胸やけしそうな夢の王国の話

昔々、あるところにチョコレート王国というチョコレートだけでできた国がありました。

お城はホワイトチョコで真っ白にコーティングされ、美しいタージマハルのよう。

村人たちはせっせとカカオを育てチョコレートを作って献上する毎日。

ですが王や王子は優しく、幸せな国でした。

私は王国に仕えるパティシエでした。

来る日も来る日もチョコレートの溶けた甘い匂いに包まれてケーキを作り、

王様や王子のお口に合うケーキを創作し、作り続けていました。

そんなある日。

王子は他国の王子の話を聞き、ミルクレープを食べてみたいと言い出したのです。

でもこの王国のことだからきっとチョコ味…

チョコレート味のミルクレープなんて珍しいし見たことがない！

試行錯誤の上、私はついにミルクレープを完成させました。

そのミルクレープは何とも言えない香ばしさともっちりした食感。

そしてチョコレートの最高の口どけ。

王子は歓喜し、国中の村人たちにまで食べさせたいというのです。

しかしながらミルクレープ、一台に少なくとも１０枚はクレープを焼かないと作れないｗ

国民全員に食べさせるというのでさぁ大変です。

クレープが焼けるパティシエは私たった一人。

焼けども焼けども配り切れません！！

クレープを大量に焼く毎日がスタートしました…。

だから私はこんなにたくさんクレープを焼かなきゃいけないんだよ！！ｗ

とこんなことを考えながら自分を奮い立たせ、クレープを焼いていました。

手は動かしていても頭は暇だったのでｗかなりやばい妄想でした♪

今回はショーもない私の妄想付きの記事でしたｗ

クレープを焼くのにはとにかく落ち着いて、順番をよく考えて焼けばきっとうまくいきます！

初めての方でもきっとこの配合で一枚は上手に焼けるはず！

最後までご覧いただきありがとうございます！

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